일본어 신문사설

2016년 12월 7일 수요일 


朝鮮日報中央日報東亞日報, ハンギョレ韓国経済新聞 新聞の社説


일본어로 읽는 신문사설

주요 시사이슈 토픽



■ 조선일보 사설 朝鮮日報 社説

 「弾劾されても即時退陣」を訴える文在寅氏の権力欲

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は6日、与党セヌリ党の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表と会談し、弾劾よりも自ら退陣することを望むと明かしたことが分かった。朴大統領はセヌリ党が進める「4月退陣、6月大統領選挙」を受け入れることも検討したが、与野党の合意が成立しなかったことを残念がったという。一方で鄭院内代表は大統領に対して9日の弾劾訴追案採決が避けられないことと、提出直後のセヌリ党議員総会で党として採決を自由投票にせざるを得ない事情を直接かつ明確に伝えた。

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仮に朴大統領が今すぐ辞任すれば、来年2月初めには大統領選挙を行わねばならない。これは誰が考えても無理な日程だが、共に民主党と文在寅氏は「そうなれば自分たちに有利」と考えているようだ。ちなみに文在寅氏に無責任かつ強硬な言動が一気に増えている背景には、野党側に有力なライバルが出つつあることへの焦りがあるようだ。彼らは今でこそ国民を味方につけているようにも見えるが、それが永遠に続くことはあり得ない。


 「これが国か」と言いたくなる韓国軍の実態

韓国国防部(省に相当)が安全と豪語してきた軍内部のイントラネット(国防網)が、北朝鮮と推定される外部勢力によって不正アクセスされていたことが遅まきながら判明した。軍イントラネットに侵入されたのは、韓国軍創設以来初めて。国を守る軍では到底あり得ないことだ。国防部は5日、「作戦計画や外国から受け取った軍事資料などデリケートな情報は流出しなかった」とコメントしたが、信じるべきかどうか疑問だ。最悪の場合、韓国は軍事的危機に直面しているのかもしれない状況といえる。

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サイバー情報戦に敗れたら、実戦でも敗れる。核・ミサイルの脅威を防ぐことができず、戦々恐々としている国が、抱えている秘密まで次々と漏らしている。それも、規定を怠りなく守ってさえいれば防ぐことができた。米国・日本は、このあきれた事態をどう見るか。自分たちが渡した情報が北朝鮮に流出した可能性を疑うだろう。このごろ「これが国か」という言葉が流行したが、本当にそう言うべき事態が、ほかでもない軍で発生した。



■ 중앙일보 사설 中央日報 社説」

 朴大統領はきょうにでも「4月退任・2線後退」を肉声で明らかにせよ

朴槿恵(パク・クネ)大統領が昨日、「党から4月退陣・6月早期大統領選挙を党論に決めたとの知らせを聞き、その時からそのまま受け入れるべきだとずっと考えてきた」と述べたと鄭鎭碩(チョン・ジンソク)セヌリ党院内代表が伝えた。内容と形式が共に不十分かつ不適切で、信じ難い言及だ。

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だが、今は野党の大物である文氏も国家危機の収拾のために秩序ある退陣に協力する姿を見せなければならない。もちろん、その前に朴大統領が4月退陣と2線への即刻後退、挙国首相への権限委譲を国民の前で約束し、実践しなければならない。きょうでなければ手遅れになる。朴大統領の最後の愛国心に期待したい。


 韓国国防部のイントラネット、ハッキングにやられるとは

韓国国防部の内部イントラネットワーク(国防網)が北朝鮮にハッキングされ、機密が流出した衝撃的な事件が発生した。昨日、国防部によれば、9月23日に韓国軍が運営中のワクチンサーバーが悪性コードに感染された事実を確認したということだ。調査したところ、8月4日から国防網に悪性コードが発見され始めた。悪性コードが発信された地域は、北朝鮮出身ハッカーの活動舞台である中国瀋陽で、悪性コードが北朝鮮で作成されたものと類似しているという。それでも国防部は1カ月半以上も国防網が悪性コードにさらされ、多数の機密資料が流出した事実さえ知らずにいたということだ。実に情けないと言わざるを得ない。

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今後国防部は軍内すべてのネットワークを全面的に整備しなければならない。悪性コードに感染されたゾンビコンピュータが何台かも確認することが求められる。また、北朝鮮の仕業だったことが確認されれば、北朝鮮に対してそれに相応する対応を検討する必要がある。そのため、韓国軍のサイバー戦能力を大きく強化しなければならない。600人で構成されているサイバー司令部は、その10倍にもなる北朝鮮のサイバー戦能力に対応することはできない。また、国防部にサイバー戦専門研究機関を設立する必要がある。そんなでも高麗(コリョ)大学とLIGネックスウォンが9日、サイバー戦技術共同研究センターを立ち上げるという話が出たのは幸いなことだ。合同参謀本部にも作戦という次元からサイバー戦部署を新設しなければならない。国防部は今もサイバー戦争中という点をぜひ忘れないでもらいたい。



■ 동아일보 사설 東亞日報 社説」

 北朝鮮のハッキングで穴をあけられた軍、核心機密の流出はなかったのか

韓国軍のサイバー作戦本部「国軍サイバー司令部」のサーバーが北朝鮮にハッキングされた。国防部は今年9月、陸海空軍のネットアクセス用の公用PC2万台のセキュリティを担う「ワクチン中継サーバー」が新種の悪性コードに感染したことを調査し、軍機密が入っている内部イントラネット「国防網」の一部のPCが感染していることに気づいた。IPアドレスは北朝鮮のハッカーが活動する中国瀋陽で、悪性コードも北朝鮮が使っていたものと似ている。韓国のサイバー作戦総括本部が北朝鮮にハッキングされたのは2010年の司令部創設以来初めてで、安保不安が高まっている。

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国家サイバー安保に対応するコントロールタワーは大統領府国家安保室だ。崔順実(チェ・スンシル)国政介入事件後、混乱している国政で日々不安な状況で、サイバー司令部が敵に穴をあけられる初の事態が起こったにもかかわらず、金寛鎮(キム・グァンジン)安保室長は顔も見せない。金委員長は数日前、砲兵部隊訓練を視察した席で、「南朝鮮のやつらを一掃せよ」と言い放った。非常事態に軍首脳部は緊張を解かず、水も漏らさぬ対応をしなければならない。



■ 한겨레 사설 ハンギョレ 社説」

 弾劾されても「最後までいく」という大統領

朴槿恵(パク・クネ)大統領は6日、セヌリ党のイ・ジョンヒョン代表とチョン・ジンソク院内代表を大統領府に呼び、「弾劾が可決されれば受け入れて私ができるすべてのことをする」と明らかにした。国会の弾劾訴追案可決を既定事実として受け入れるものの、憲法裁判所の審判の結果が出るまで辞任しないという立場を明確にしたのだ。

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朴大統領が4回目の国民談話をせずに、セヌリ党の幹部に会ったのは弾劾が避けられない状況であることを遅ればせながら悟った結果に見える。ろうそくの灯に目を見張って驚いたセヌリ党の非朴系が朴大統領の退陣時期の発表に関係なく弾劾案の票決に参加すると宣言したうえ、大統領派の有力者にも「弾劾バス」の乗車組が出てきて大勢は覆し難いと判断したのだ。そして問題なのは、毎回まやかしと後手後手騒ぎで一貫してきた朴大統領が「どたんばの大逆転」の淡い夢を最後まで捨てられないでいる点だ。朴大統領がこれまでのたび重なる判断ミスから少しでも教訓を得たのなら「憲法裁判所まであらゆる努力を」などと口にしないはずだ。自分の誤りを絶対認めないずうずうしさ、大統領の席に対するあくなき未練と執着心が、朴大統領自身はもちろん韓国を限りない不幸に追い詰めている。



■ 한국경제신문 사설 韓国経済新聞 社説」

 パリ協定は揺れているが、また韓国だけ見栄を張るのか

韓国政府が新気候体制に対応するための「第1次気候変化対応基本計画」を出した。2030年までに温室効果ガスを排出予測値(BAU)比37%に該当する3億1500万トンを削減するというロードマップだ。発電部門6450万トン(BAU比19.4%)、産業部門5640万トン(BAU比11.7%)など8部門で2億1900万トンを、国外では9600万トンを削減するという細部目標も提示された。該当産業界はそうでなくても経済が厳しい中、温室効果ガス削減という負担まで抱えることになった。

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政府は低炭素と気候変動イシュー、環境保護アジェンダなどが依然として論争中であるという点で、より慎重に接近する必要がある。環境原理主義に傾倒して強迫観念を持てば経済を亡ぼすことになりかねない。ブレーキがかかっているパリ協定などを眺めながら対応しても遅くはない。